秋は乾燥の季節。
そして、中医学では乾燥に最も弱い臓器は肺とされています。
先日、空咳が数日続きました。発熱はなし。他の症状もありません。
ですが、時節柄外出時に咳をしているのも、ちょっと気を遣います。
そこで、簡単にできる梨のデザートを作ってみました。
梨について
梨は中国が原産で、弥生時代には日本でも食べられていたようです。
日本、台湾、朝鮮半島に野生の梨があり、それをもとに栽培されてきました。
韓国料理でも、冷麺の上にのっていたりと欠かせない食材の一つですね。
英語圏でも、Asian pear, Chinese pear, Korean pear, Japanese pear, Apple pear, Sand pear, Nashi pearなどの名前で知られています。
江戸時代には、既に100種類以上の梨の種類が栽培されていたようです。(以上Wikipedeiaより)
梨の効能
梨には、ミネラルである銅やカリウム、ビタミンCが多く含まれ、食物繊維も豊富です。
ですので、便秘に効果があるとされているようです。
中医学的には、秋の乾燥は肺と関係が深い大腸にも影響するので、便秘や痔の症状が悪化するとされています。
また、梨は渇きを止め、体の水分を補うので、空咳にも効果があります。さらに、余分な熱を取るので2日酔いや肺に熱がある場合にも効果があります。
お勧めデザート
今回は、超簡単にできるデザートを紹介します。
材料
梨 1個
グラニュー糖 大さじ2杯(お好みで増減してください)
粉寒天 お好みの固さになる量(2~4g)
作り方
- 梨を半分に分け、半分はすりおろし、半分は粗いさいの目に切る
- 水に粉寒天を入れて、よく溶かしてから火にかけ、2分くらい沸騰させてよく火を通す
- 火を止めて、グラニュー糖を入れて、よく溶かす
- 梨を全部加えて混ぜる
- 型またはグラスなどに入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす
こんな感じで、出来上がりました。
砂糖も少量であれば口の渇きを抑えて肺を潤すので、さらに効果的です。
水でふやかしたクコの実やミントの葉などを添えると良いです。
お陰様で、翌日には空咳が止まりました。
梨を食べる時の注意点
梨は、秋の乾燥対策にピッタリの食品ですが、体を冷やす性質があるので、お腹が冷えていたり下痢をしている時、寒気がする風邪をひいている場合には、加熱して食べましょう。
コメント
美味しそう~で、咳にも良いなんて✨最高ですね!